大分キリシタン史料の調査

一九九九年三月二四日から二七日までの四日間、大分市所在の大分市歴史資料館及び大分県立先哲史料館において大分キリシタン関係史料の調査に当たった。大分歴史資料館では、同市の市史編纂室が調査・蒐集した柞原八幡宮文書、田尻村安東家文書、河村繁子家文書、藤沢収家文書、高橋澄江家文書、桑原家文書、斉藤雅一家文書、帆足市太郎文書について、写真帳によって調査し、キリシタン関係、特に、類族関係史料について確認することができた。
 県立先哲史料館では、現在編纂中の「イエズス会日本書翰集」に関わる大友氏家臣朽網氏についての関係史料を調査した。
                                (五野井隆史)

『東京大学史料編纂所報』第34号